曹洞宗 恵日山 高伝寺は佐賀県佐賀市にあり、『霊徳寿梅』を初めとし、梅の木の名所として知られております。

曹洞宗 恵日山 高伝寺は佐賀県佐賀市にあり、『霊徳寿梅』を初めとし、梅の木の名所として知られております。

高傳寺文化事業
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高傳寺文化事業

  • 高傳寺文化事業について

    高傳寺の(歴史と文化)を紹介する文化事業として進められているのは涅槃塔建立事業との一体事業として進められている大涅槃図の米国ロサンゼルス公開を旨とした高傳寺寺宝ロサンゼルス展の実現であります。
    実現に向けてのプロジェクトの活動として日米両国における賛同者を募っております。

    趣旨
    日本国内の最大級の涅槃図を中心にした、佐賀県、高傳寺所蔵の秘宝、数々をここロサンゼルスで一般公開するという歴史的試みにより、日本仏教の美術を通じて(仏教の真髄)に触れることは、より一層の日米の文化的交流の理解と発展に寄与し得るものと確信しています。

    本事業の発端は、平成22年3月、九州国立博物館に於ける高傳寺大涅槃図の修復事業に関わる文化事業として実現された大涅槃図の公開と「日韓文化交流展」にあり、本事業の企画は高傳寺の歴史的使命として企画されたものであります。

    大涅槃図の『修復と公開』を縁とした本事業の企画は、米国在住の日本人有志により強く推進され、米国内事務局:非営利法人として認可されるに至っております。

    米国事務局と致しましては本事業を仏道の(行)として取り組んで来られた高傳寺住職の熱意とご指導の縁に感謝し、併せて賛同と協力を心より念願するところであります。
    本公開の趣旨にご理解を頂き、ご賛同頂いた個人、企業の方々のご寄付により本事業の達成を期するところであります。
    尚、本展示会における寄付金は2011年3月11日に発生した東日本大震災の復興支援金とさせて頂く所存です。

    何卒、ご理解、ご協力賜りたくよろしくお願い申し上げる次第でございます。

    主催:
    曹洞宗 慧日山・高傳寺(旧藩主鍋島・肥前領主龍造寺家)香華所
    佐賀市本庄町大字本庄1112-1
    米国内事務局:
    KODENJI ZEN ART PROJECT Timeless Liaison Office LLC内 18226
    VenturaBIv.,#202,Tarzana.CA91356UAS

  “発願”の歩み・其の1

  • 大涅槃図修復偉業

    1)平成15年4月18日・佐賀新聞の記事が掲載された。
    「長年の念願であった高傳寺の大涅槃図(佐賀市重要文化財)の修復事業に必要な修理費見積作成の為に京都の修復業者による調査が開始された。それ以前に佐賀県の文化財調査の為に佐賀市の総合体育館のフロアに広げられた涅槃図の全体撮影が行われており天井からの一発撮りの画像によって制作(涅槃図パネル)縦70センチ横30センチの色彩は鮮明とは言い難いものであった。本格的な全体修理を目的とした修復作業の見積もりの為の作業と並行して実現された分割写真撮影によって本物と変わらない程の鮮明なパネル制作(9分の1)の完成した。 パネルはコンピューターの画像処理による最新の技術によるものであった」
    「同寺副住職は『パネルは完成したが、本物の修復も早く実現させたい』と話している」
    上記の記事が紹介されてから念願であった【涅槃図修復】を思い続ける事、既に10年が経過していたのです。

高傳寺の信徒有志のよる涅槃図修復事業の活動は地元報道によって広く知られることになった。
平成18年3月29日
曹洞宗宗務庁出版課による「禅の友【お寺めぐり“高傳寺”】」の掲載取材の依頼があり本特集記事が全国の曹洞宗寺院に紹介されましたことは涅槃図修復事業にとっても大きな励ましとなりました。
  • 2006年(平成18年)4月22日佐賀新聞「“迫力”の大涅槃図公開」掲載記。
    高伝寺の伝統行事【釈迦堂御開扉】の案内記事には「中央に裂け目やねじれなどの痛みが激しく、修復には2千5百万円が必要。信徒や支援者でつくる修復実行委員会が募金活動を行なっており、同市からの支援を期待している」

  • 大涅槃図修復偉業

    2006年(平成18年)4月21日・西日本新聞「高傳寺大涅槃図SOS・修復寄付募る 九州国博も協力」掲載記。
    2008年(平成20年)5月8日・佐賀新聞「大涅槃図修復 九博へ搬出」
               同     西日本新聞「涅槃図修復 九博へ搬出」
               同      読売新聞 「大涅槃図・修復へ」
    高傳寺から九博に搬送される様子はテレビ・新聞など報道各社による取材はかって無い程のものであった。
    2008年(平成20年)7月26日・西日本新聞
    九州国立博物館に搬入された涅槃図の紹介





    2010年(平成22年)3月10日 涅槃図修復の完了を伝える各社新聞報道
    九博での一般公開に合わせ国際シンポジューム「巨大掛軸をめぐる“日韓”文化交流」の報道
    2010年(平成22年)3月14日  九州国立博物館エントランスホール
    高傳寺主催・大涅槃図修復開眼法要    九州国博主催・国際シンボジューム「日韓文化交流」

    曹洞宗出版「崇報」掲載記事 (3/14九州国立博物館)
    大涅槃図修復事業の実現が曹洞宗出版「禅の友」の紹介で始まり同じく曹洞宗出版「崇報」掲載にての終始として伝えられた事は高傳寺の文化事業が現在における宗教的な行持【禅の実践】という側面の理解をもって伝えられた事でもあり、本事業に協力して頂だきました実行委員の方々に対する最大級の“お言葉”でありました。

    本事業への御理解と御協力を頂きました関係者の方々に対して心より感謝申し上げます。 平成26年3月16日
    高傳寺住職合掌

  “発願”の歩み其のⅡ

高傳寺【大涅槃塔建立】事業の実現に向けて

高傳寺【寺宝】公開展

高傳寺の大涅槃図修復事業の成就は多くの人の理解と協力の賜物でありました。
修復実行委員会のメンバーを中心にした写経活動や浄財の勧募に協力頂きました方々には心より感謝申し上げます。高傳寺大涅槃図がその“本来の姿”として全体展示を可能とする【涅槃塔建立】の実現を発願することは涅槃図修復事業の為に協力頂きました方々に対する感謝でもありその為の精進を祈念するところであります。

【米国ロサンゼルス高傳寺展開催】プロジェクト活動。 【高傳寺釈迦堂・寺宝公開展】 高傳寺文化事業“発願”の歩みの最終目的は【大涅槃塔建立】の実現にありますが、その活動自体は「文化財保護法」の実践に基づくとこであり且、心を宗教的な行に委ねるところであります。



2010年(平成22年)3月14日
九州国立博物館エントランスホール
高傳寺主催・大涅槃図修復開眼法要
九州国博主催・国際シンボジューム「日韓文化交流」
上記の二大イベントの開催の実現は高傳寺にとっても想定外のイベントであったと言うことが本当のところであり主催者側としての感想でありました。
イベントの会場となりました九州国立博物館エントランスホールに掛けられた大涅槃図の傍らには
「高傳寺の【発願】事業」としての涅槃塔(多宝塔)のイメージパネルが設置されました
本パネルの画像は高傳寺の駐車場に設置されています。
  • 2011年3月11日佐賀新聞掲載記事「【高傳寺の大涅槃図】佐賀観光の起爆剤に」
    同日、東日本震災勃発
    もとより大涅槃塔建立は高傳寺の発願であります。
    涅槃図に籠められた釈尊のメッセージを伝える涅槃図本来の形(姿)を後世に伝える為の涅槃塔建立の必要性を説く佐賀新聞の論説タイトルは【日本の動き】であった。
    私(住職)が新聞の論説を読み終えての矢先のこと東日本震災勃発のニュースは伝えられた。
    この二つの出来事は単なる偶然であったのか?

    時が経つにつれて私の中で高傳寺【大涅槃塔】を東日本震災による犠牲者への【供養塔】としての建立への発願が更に強いものになったのは確かであります。
    私の中では3月11日に報じられた時報の同日因縁を単なる偶然としての別事に考える事は出来ないものであった。
    4月19日【高傳寺釈迦堂御開扉】の開催日となり、高傳寺は佐賀新聞の論説を以って参詣者の方々に対する【涅槃塔建立】の署名活動を行った。
    それは(文化財保護法)に基づく佐賀市行政に対する支援要請の署名活動であった。
    佐賀新聞“論説”の反響の大きさもあり3カ月約5千人の署名を得て。
    6月佐賀市行政に対して「文化財保護法」に基づく「高傳寺大涅槃図展示場【大涅槃塔】建設への助成金願い」申請書の提出を行った。
    申請書に対する佐賀市の回答は現実的な指摘と(文化財保護法)に基づく建設的なものであり、文化都市(佐賀市)のメッセージを以って佐賀観光の振興に寄与すると言う高傳寺の立場に対する理解に沿ったものでした。

  • 大涅槃図修復偉業

    【米国ロサンゼルス高傳寺展】開催プロジェクト企画 平成23年(2011年)11月28日、上記のプロジェクト企画は実現に向けて検討される事となった。
    平成22年(2010年)3月14日 九州国立博物館に於ける高傳寺主催・大涅槃図修復開眼法要
    九州国博主催・国際シンボジューム「日韓文化交流」に次ぐ僅か1年後の大プロジェクトである。

    九州国立博物館主催・国際シンボジューム「日韓文化交流」を契機とした高傳寺主催【米国ロサンゼルス高傳寺展】開催プロジェクト企画の実現の為には多くの課題があります。

    高傳寺にとって課題を解決していく方法は一つしか有りません。
    その方法とは[涅槃図修復事業]を実現する事が出来た唯一つの方法です。
    平成24年(2012年)春、米国プロジェクト代表(代理)と高傳寺役員との会合が行われた。
    以降、本事業について佐賀市文化財課との計3回の検討を重ね「文化財保護法」
    に基づく文化財保護法第1,2,3、条項に基づく(政府及び地方公共団体の任務)
    「文化財のその活用を図り、文化的資質の向上と、世界文化の進歩と貢献・、文化財がわが国の歴史、文化等の正しい理解のため欠くことのできないものであり、且つ、将来の文化の向上発展の基礎をなすもの、、、」の観点より本事業に対する助成と協力の要請を行い平成24年7月9日行政からの回答をえられた。

    佐賀市行政の回答

    「高傳寺大涅槃図の米国での公開展示公開については日米親交や更なる日本文化の理解、ひては佐賀の観光振興につながれば喜ばしいことであると思います、、、、、高傳寺以外での涅槃図公開は先年の九州国立博物館での1回のみとなっていますのでより多くの市民の方が観賞できる国内展示を高傳寺様で検討されたらいかがでしょうか」と言う内容であった。高傳寺からの文化財保護法に基づく正式な書面による協力依頼に対する回答では無かったが元より高傳寺の文化活動が国内外を問うもので無い事は当然であります。
    平成24年(2012年)9月、予定されるロサンゼルス展会場の視察の為、高傳寺住職の渡米において現地米国プロジェクトスタッフとの4日間の会合を得て帰国。事業実現に向けて次のような活動を開始する。
    ①事業企画書の作成に着手。②曹洞宗寺院に対する本事業への理解と協力の依頼。 この二つの活動において事業実現の為の全ての条件を可能とする意思として次のような表明が提示されたのであります。
    「米国事務局と致しまして本事業を仏道の(行)として取り組んで来られた高傳寺住職の熱意とご指導の縁に感謝し、併せて多くの賛同と協力を心より念願するところであります。」高傳寺と致しましては米国側による本事業の趣旨に対する表明と活動へ覚悟を理解するとこであり、この事は【仏道の行】としての取り組みにおいて【涅槃図修復】事業の実現が円成された事に通ずるところであります。

    高傳寺の本企画プロェクトが涅槃塔建立実現プロセスの一環として取り組んでいるものであり更には本事業に対する佐賀市行政の要望としての【文化財の保存と活用】の機会を提供するものとして本年度の「高傳寺寺宝展」の開催があります。高傳寺の文化事業の実現の為には多くの人の関心と御理解、協力が必要であります。
    涅槃塔建立の実現と言う大きな“発願”の歩みからすれば【米国ロサンゼルス高傳寺展】の企画が「高傳寺寺宝展」の実現を可能にした訳であります。
    涅槃図修復の完了を得て“発願”の成就【涅槃塔建立】の実現の為に与えられた“行持”こそが【米国ロサンゼルス高傳寺展】プロジェクト活動であるとすれば其処に迷いが生ずる余地は無いところであります。 本事業【米国ロサンゼルス高傳寺展】の開催を日米文化交流として多くの方に見守って頂きたく存じます。 事業実現の可、不可は全ては“仏意”よるところでありますので本事業に携わる者の心が試されるところであります。高傳寺文化財の初公開展開催を以って高傳寺発願の心を御理解頂きたくお願い申しあげます。

    本年度、2014年(4月19日よ~5月5日)の間、高傳寺の寺宝の一般公開展を行います。 本公開展は高傳寺“発願”の一環として予定されております日米文化交流の【米国ロサンゼルス高傳寺展】プロジェクト活動の実現を祈念して開催されるものであり初公開を含む寺宝(計44)点の展示予定となります。 本寺宝の公開展を通じて日本仏教史における高傳寺の歴史と文化への理解を深めて頂きたいと思います。 展示される寺宝(文化財)は【米国ロサンゼルス高傳寺展】において展示される品目(一部を除く)ものであります。当日は恒例の「釈迦堂御開扉」期間となります。大涅槃図の公開に合わせた本事業の公開展は「釈迦堂御開扉」の歴史的な開催となります。
    諸堂本尊様のご案内
    高傳寺・釈迦三尊像(初代鍋島勝茂の奉設)
    高傳寺本尊・薬師如来の公開
    高傳寺の本尊・薬師如来は平安初期の天台宗・慈覚大師(円仁)の作とされる高傳寺の伝承において知られていましたが須弥壇の幕後に安置されていましたので一般の拝観が出来ませんでした。本年度の寺宝展に合わせての公開となります。
    高傳寺・文殊菩薩の公開
    平安後期の作と推測される文殊菩薩の仏師は銘は不明であるが、観る者を深く魅了する仏師の力量と共に注目されている。本尊の薬師如来と共に本年度の寺宝展に合わせての初公開となります。
    位牌所・阿弥陀仏の公開
    各所に安座されておられる仏像は高傳寺の歴史と文化を象徴する寺宝であります。
    特に、本尊・薬師如来と文殊菩薩は初公開の仏様となります。

  “発願”の歩み其のⅢ

高伝寺文化事業
米国ロサンゼルス[高伝寺展]開催」並び「高伝寺涅槃塔建立」 事業推進状況について上記の二事業は文化財保護法に基づく高傳寺の文化財【涅槃図の(保存と活用)】を一体とする活動であり(高伝寺)の再生事業としての歴史的な事業であります。
先ず「米国ロサンゼルス[高伝寺展]開催」プロジェクトに付きましては本事業が曹洞宗全体の期待として曹洞宗宗務庁(国際部)の協力と理解の基に本事業実現の活動が進められているところです。
然しながら「米国ロサンゼルス[高伝寺展]開催」については当初の予定でありました本年度開催の為に必要な米国側の環境を整えるまでには至っておりません。
本事業の発足は2012年9月(ロサンゼルスTimeless Liaison Officeにて高伝寺住職と米国側プロジェクトスタッフとの協議)に始められました。
本事業の企画期間中において高傳寺で開催された【高伝寺寺宝展】は「米国公開展」の国内先行の初公開展示という意義のあるものでありました。
本事業における2年間の活動期間は国内(高伝寺)における環境(事業実現の為)整備であり現在も進行中であります。
高傳寺文化事業が「涅槃図の(保存と活用)を一体とする活動であり(高伝寺)の再生事業」であります由縁としての進展を御案内申しあげます。
本年度4月19日~5月5日の期間中に開催された【高伝寺寺宝展】の開催は涅槃塔建立の実現を求める有志の方々による涅槃塔建立【実行委員会】結成の道を開く事となりました。
涅槃塔建立について
【設計と建設資金】
「高傳寺涅槃図の修復と涅槃塔建立事業は高傳寺の戦後社会における再生を意味する歴史的な事業であります。300年と言う歳月を経て修復された涅槃図の為に建立される涅槃塔が現在に伝えようとするメッセージとは何か?
一言で言えば正しく「伝統と革新」であります。
先人が伝えようとした“想い”をどの様な形で掬い揚げて後世に伝える事ができるのかと言うことが此の事業に関わってきた者達の使命であるとすると宝塔の【設計・建設】に関わる事柄の全てが“仏意”に沿った在り方でなければならないのです。」
本事業の発願者として又本事業を自らの仏行として取り組まれて来られた現高傳寺住職の常々のお言葉であります。
幸いにして本塔の設計に関わる「CAtスタッフ・代表 小島一浩・赤松佳珠子・両氏」の縁を頂きました事を有り難く存じます。
涅槃塔設計に関する具体的な仕様とゼザインに関しては10月24日発売予定のGAJAPAN131に掲載される予定です。
涅槃塔建立資金については塔二階に開設されます位牌壇の加入金・その他の志納金(寄付金)を浄財として建立資金に充てられます。
其処には戦後70年を経て再生される高伝寺の(歴史と文化)が檀信徒・その他の方々に広く委託される“仏意”の象徴としての涅槃塔建立こそが成されるべきものであるからと信じています。
位牌壇の加入には高傳寺檀信徒を含む、有り難き仏縁として、多くの理解者の御加入を祈念致しています。
最後に高傳寺の文化事業に深い御理解と惜しまない御協力を賜り御支援を頂きました実行委員の方々に対して心より御礼申しあげます。
尚、涅槃塔に開設されます位牌壇の加入に関しましては高傳寺までお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
平成26年10月14日
高傳寺文化事業実行委員会
委員長・江口敦朗

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座禅会のお知らせ

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    毎週水曜日 午前5時半より高傳寺本堂にて